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叱らず叱る!会話のポイント

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心理学 人間関係 子育て

良い人間関係を築きたいなら、意識すべきは「暗黙の強化」。
何だか強そうなネーミングですが、
ちゃんとした心理現象の名前です。笑


暗黙の強化とは、第三者が褒められると
関係のない自分がけなされたように感じる。
逆も同様に、第三者がけなされると
自分が褒められたように感じる、というもの。
つまり、直接本人を褒めたり、怒ったりしなくても
勝手に比較対象となり、感情の
コントロールが行われるということ。


例えば、部下へ注意したいけれど直接言うのは・・・
と言う時に最適です!
成績のよかったAさんへ「よくやった!期待していた通りだよ」
と褒めることで、Bさんは叱られているように感じるのです。
『叱らずして叱る』上司として必要なスキルですね!
「彼を見習うように」と言うのも同じ効果になりますよ。


しかしこれは、比較対象が身近な人だから発揮する効果。
芸能人と比べられても、ピンとこず、他人事で終わってしまいます。
比較対象が兄弟、同僚、友人などの時に、自分事として捉えられます。

例えば、彼氏に「この芸能人可愛いよね」と言われても
「そうだよね」としかなりませんが、
「あの子って可愛いよね」と身近な存在で言われると
「ん?私は?」となるわけです。


身近な存在を利用して、意図的に比較対象を作り
褒めたり、持ち上げたりすることができるということですね。
しかし、意識していないと、いつの間にか
相手を傷つけているということもあるのが、この効果。



先ほども出ましたが、例えばカップルの場合
「あの子可愛いよね」
「あんな彼氏羨ましい〜」
余分な一言、口走っていませんか?

それを言われた相手は
「私は可愛くないの?」
「僕じゃ不満なの?」
こんな気持ちになっています・・・。

 


恋愛以外でも、子育ての場面。
弟を褒めているとき、兄はけなされていると感じています。
弟を褒めたなら、兄にも一言伝えてあげましょう。
親からすれば忘れるようなことも、子供は覚えています。
その一瞬は小さなことでも、後々大きな傷になることもあります。
子育ては、その場その場で、きちんと対処していきましょう!


明日はこの効果をマーケティングに活かす方法をお話しします♩