なぜあなたはマクドナルドでポテトを選ぶのか。
◆マクドナルドのメニュー
あなたがバリューセットを買った時のことを
思い出してみてください。
その時、それを選んだのは、
本当に食べたかったからでしょうか?
「本当はポテトはいらなかった...」
「なんとなくポテトを選択した」
と思った方、いらっしゃいませんか?
ではなぜ、バリューセットを買ったのか。
レジ後方のディスプレイメニューには
キャンペーン商品とセットメニューが並び、
安価な商品は表示されていません。
フルメニュー表はレジにしか無いため、
もしディスプレイにない商品を選択するなら
順番が回ってきて慌てて選ぶことになります。
それが混雑時なら「早く決めなければ」という
プレッシャーから、結局ディスプレイにある
セットメニューを選んでしまうのです。
意思決定の際に、重圧を感じると
人は簡易的な選択を取ろうとします。
それをマクドナルドのメニューは
利用しているというわけですね。
この行動心理をヒューリスティックと言います。
ヒューリスティックとは「経験則」のこと。
例えば
・毎日同じ電車に乗る
・レストランで座る席が同じ
・辛いもの=赤のパッケージを探す
このように無意識の中で、経験によって
行動を決めていること。
人は自然と「目の前の問題」と「経験」を
照らし合わせ、効率的な答えを選択し
脳への負担を少なくしているというわけです。
例えば薬局で見かけるこんな表記も
ヒューリスティックが応用されています。
◆数字の表記を変える
下記のA.Bどちらを買いたくなりますか?
A)タウリン1,000mg配合
B)タウリン1g配合
同じ数量であるにも関わらず
圧倒的にAを選ぶ方が多いのです。
つまり、選択してもらえる商品パッケージを
作っていくためには、パッと見で
・イメージできる
・多く感じる
・良いものに感じる
ような表現を使うべきということですね!
あらゆるところに応用できる心理学✨
早速、自社商品・ECなど
見直してみてはいかがでしょうか?