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JRのホームは色彩心理学だらけ!

「CPライン」ってご存知でしょうか?
都内や大阪に在住の方は特に、気づかぬうちに目にしているはずです。

 

駅のホームの先端部分に塗装されたライン。それが「CPライン」。

昨日、自殺抑制の色として、駅のホームのライトを青色にしているとお話ししました。
JRでは、この取り組みに加え、2016年よりCPラインを引くホームを増やしていっています。


CPとは、「Color Psychology(色彩心理)」の略。
人が危険と感じる度合いが高い色彩(赤色やオレンジ色)を用いてラインを引くことで、視覚的・心理的にホーム端部の危険性に対して注意喚起を行うというもの。
最近では、よりその効果を高めるため、目立つ蛍光塗料でCPラインを描くことも多くなってきています(縞模様にしている駅もあります)。


これを描くことにより、乗客のホーム内側への歩行を促し、酔っ払いや歩きスマホをしている乗客が、ホームから転落したり、電車と接触することを防いでいます。

 

ホームだけでなく、階段の縁に黄色でラインが引いてあるのを観たことはありませんか?あれも同じ。

転倒、転落の危険を回避し安全な歩行を実現するラインなのです。

 

CPラインという言葉を知らなくても、言われてみれば、注意喚起しているんだろうなとなんとなくわかりますよね。
日々、自然と流れている風景の中にも、皆様の安全を守るために、そこにあるべくして使われている色があります。こうやって街の風景を観察していくと、発見がたくさんあるかもしれませんね♩