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ピアノはなぜ黒?大阪のタクシーの8割が黒タクな理由。

多くの日本人は『ピアノ=黒』というイメージをもっています。
しかし、これは日本独自の文化だといわれています。
最近は海外でも黒いピアノが増えてきましたが、本来、木目のピアノが一般的でした。

日本と海外でピアノに対する色イメージが違う理由は、日本にピアノが入ってきたときにさかのぼります。
当時海外から輸入されたピアノは、湿気対策として漆で黒塗りにしました。その塗装したピアノが幼稚園や小学校で普及したため、見慣れたピアノというと私たちは黒を連想してしまうんですね。


それだけでなく、黒という色で高級に感じるからという理由もあります。
各家庭で買う場合、ピアノは決して安い買い物ではありません。
木目のピアノと黒のピアノが並んでいても「せっかく買うなら」と、高級感のある黒い色のピアノを選ぶ方が多かったようです。同じ額を払うのであれば、その価格に見合った商品、もしくはそれ以上に感じるものが欲しいという人間心理ですね。

 

◆高級感が生む固定観念
実は、ピアノ以外にも「黒は高級感」のイメージで普及したものがあります。
それが大阪のタクシーです。

タクシーが普及した頃、東京のタクシーは黒い車両が主流でしたが、大手タクシー会社が他社との差別化を図るためカラー車両を導入。目立つことが評判になったことから、全国に普及していったそうです。
その一方、大阪では圧倒的に「黒」のタクシーが多いとされています。
それも「黒」という色と、大阪の府民性が関係しています。

高級な乗り心地と接客サービスを提供するために、通常のタクシーより上級グレードの車両を使って差別化しようとはじまったのが『黒タク』。いわば「タクシーの高級版」です。

東京では、タクシーは移動手段としての日常ツールのため、高級感を出すより、目立つことの方が重要視されました。しかし、大阪ではタクシーを贅沢品と考える傾向が強く、「乗り付けるなら高級感があるほう」を選ぶそうです。そのため、黒タクシーの高級感あるイメージが、大阪の府民性にマッチし、普及したそうですよ!
現在ではどうなのか、実際に、大阪府民の方へ意見を聞いてみたいですね✨
最近では、都内でも黒いタクシーが増え、高級感のある予約制のハイヤーの代用として求める声が増えているようです♩