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香りで売り上げUP!眠気覚まし!メンタル向上!


大して欲しいとも思わないのに、なぜか衝動買いしてしまった、という経験は誰にでもあると思います。
私たちは「快の状態」にあるときに、たくさん買い物をしてしまうのです。こういうとき、理性はあまり働かず、完全に「気分」で買い物をしてしまいます。
人間をボジティブな気分にさせる要因は様々ありますが、そのひとつに「香り」があります。
私たちは、芳しい匂いを嗅ぐと、気分が良くなることがわかっています。

 

【お店の売り上げをUPさせる香り】

ライアソン大学の研究

ショッピングモールの小売店において、店舗内に香りを満たす日と無臭の日を設けさせてもらう。

香りは、ラベンダーとシトラスの2種類。
10個の噴霧器を使って、6分おきに3秒間噴射するため、香りが途切れることはない。

◆結果
お店の中に心地良い香りを満たしたとき
お客様からのお店の評価・商品の品質がともに高く評価された。

また、店舗内が混んでくると(お客様がイライラしている)、シトラスの香りを振りまくことが逆効果になった。
一方で、ラベンダーの香りは、お店が空いていようが混んでいようが、お客様をポジティブにさせる効果があった。

お店の売り上げを伸ばしたい、友達・恋人を家に招きたい、自分の気分を高揚させたい、そんな時には是非、ラベンダーの香りを活用してみて下さい。ラベンダーの香りを上手に使ってみるのがいいかもしれませんね。

 

【香りで覚醒】

単純作業を行わせた被験者に香りをかがせたところ、その後の作業時間が短縮する傾向が現れた。
このことは、単調な作業によって低下した集中力が、香りによって回復したものと考えられる。
さらに同じ実験では、実験中に強い眠気を催した被験者に対して、眠気を覚ます効果があったことも示された。

例えば高速道路など、変わり映えのない景色を淡々と運転していると眠くなりがちなとき、香りを嗅ぐことで、疲れを回復し、眠気を覚ましてくれるため、居眠り運転の防止に効果が期待できる。

 

【香りでメンタル向上】

香りには、メンタルヘルスの向上にも効果があることが認められている。
大学の学生相談室を利用する学生を対象に、一週間毎朝好きな香りを嗅いでもらい、生活の質やメンタル面での変化を調べた。
学生相談室を利用する学生の特徴:睡眠の質が悪い、運動量が少ない、不安感が強い、メンタルや生活の質が低い
◆結果
これらの特性が改善され、相談室を利用しない学生との差がなくなるまでに変化した。
香りを嗅ぐだけで生活全体の質までも改善されてしまうなんて、恐るべし香りのチカラ!

 

【香り別 心理的効果】

レモンやグレープフルーツのような柑橘系の香り
ストレスを軽減させたり気分を向上させる効果、リラックスの上昇にも効果がある。
プレゼンや会議の前で緊張する…。そんなときは柑橘系の香りを嗅ぐことで、少しはリラックスした状態で臨めるかもしれません♩

 

ラベンダー
作業量が増加し、ミスが減ることが実験で分かっている。
ラベンダーの香りには副交感神経の働きを活発にして、集中力を高める効果がある。集中力が続かない…そんなときにオススメです✨
ちなみにラベンダーの香りは、濃度が低く香りが少ない場合でも効果がみられますよ!

 

ただし、好みの問題や過去の記憶とも関連があり、個人差が大きいのも特徴です。
良い思い出に結びついていると快い感情を抱いたり、逆にいやな思い出に関連していると不快に感じることもありますので、一概に「リラックスにはこの香りがよい」とは言えません。
自分自身で、好きな香りを見つけてみてくださいね!