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過去と他人は変えられない。変えられるのは・・・

先日、旦那様との関係について相談を受けました。
内容を聞くと、旦那様がもう少し子育てを手伝ってくれたら、
もう少し私を労わってくれたら、という気持ちはわかります。
しかし「なんで毎回同じことを伝えているのに変わってくれないの?!」
と泣きながら訴えても、残念ながら人は変わりません。

 

でも、その気持ち、痛いほどわかります。
いま現在の私は、イライラすることも減りましたが、
以前の私は、いつも何かにイライラしていました。

営業職の時は成績が良かったばかりに天狗になり、任せた仕事を後輩が出来ないと
何故できないのか理解できず、さっさと取り上げ自分で仕事を終わせる。
彼氏や家族との言い争いでは、正論を並べ、論破する。
いつも原因を追究し、自分の世界が正しいと信じて疑いませんでした。
そんな口論は、何も生まず、ただ無駄な時間を過ごしていることにも気が付かずに・・・お恥ずかしい。

「過去と他人は変えられない。しかし、今ここから始まる未来と自分は変えられる。」

この言葉は、私が知ってハッとし、変わりたいと思ったきっかけであり、
イライラしそうな自分に気づいたとき、自分に対して使う言葉です。

 

 

「どちらが悪かったのか?」という「原因」を追究することには何の意味もありません。
仕事や家庭生活においてそれらの判断をする裁判官の役割は不要だからです。

原因を突き詰めることに時間と労力を費やすくらいなら、
その労力を未来を変えていくこと動きに使う方が、はるかに生産的だと思いませんか?
本当は相手が悪かったとしても「今、これから自分にできること」だけに目を向けてみましょう。

原因追求をしたいのは、相手のためですか?仕事のためですか?
いいえ、それは自分の気を晴らすためです。

相手が間違えたり、気付いてくれないとき、
相手を責める前に、自分の伝え方が正しかったかを見つめ直しましたか?
自分の言葉が本当の意味で伝わるように、相手から信頼される努力をしましたか?

相手に、間違っている!こうするべきだ!と伝えたところで、人は変わりません。
相手は相手の人生を生きているし、あなたの言葉を聴く必要もありません。
自分が変わることで、周りの目も態度も変わり、そんなあなたは周りへ刺激を与えることすらできます。
ただ自分の気を晴らすためだけの口論はやめてみましょう!
ストレスが余計に溜まって、イライラをさらに増やすだけです。

変えられるのは、自分と未来だけ。
イライラしそうになったら、この言葉を自分に伝えてみてください。