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サンタクロース、本物は赤色じゃない!

突然ですが・・・ここで問題です!!

 

 

サンタクロースと言えば白髭に真っ赤な衣装が印象的ですが、実はイギリスのサンタクロースはもともと全く違う姿でした。果たしてその姿はどのようなものだったのでしょうか?

A:青の服を着た老人
B:黒いショールをまとった魔女
C:緑のローブを着た大男

 

 

 

 

正解はなんとc!

「緑のローブを着た大男」です。

 

 

では何故、現在多くの方が思い浮かべるサンタさんは赤色の服を着ているのか。

 

それは、たった一つの広告による影響です。
その広告は、同じく真っ赤な色をイメージカラーとするコカ・コーラ社のもの。コカ・コーラ社は、企業イメージを定着させるために、サンタクロースにコーポレートカラーの赤と白を着せたのです。
それが、なんと現在まで定着し、“大きな身体に真っ赤な衣装をまとい、白いあごひげのあるサンタクロース”という、私たちが良く知るサンタクロースの姿となったのです。

 

この戦略に似ているのが「土用の丑の日」。
皆さんは夏といえば鰻!と思っていませんか?
冬より夏に鰻を食べる機会が多くなっていませんか?
それ、完全に広告に騙されています。

鰻だって当然、冬に脂がのります。
冬に食べたほうがおいしいのです。
では何故、夏に食べられるのか。
答えはとっても簡単!夏に売れなかったからです。

「夏になると鰻が売れなくて困っている」クライアントを助けるために「う」の字がついた食べ物が喜ばれる丑の日をうまく活用し、鰻を食べて夏を乗り切る風習を作ったのです。それが江戸時代の話というから驚きです。そしてそれが根付いて、いまだに夏に鰻を食べる。広告戦略の大成功例ですね。


サンタクロースのカラーまでをも変えてしまうカラー戦略。
鰻の旬を勘違いさせるほどの広告戦略。
うまく利用できれば、人々の印象にしっかりと根付かせることが出来る一方、間違えたカラー選択や戦略をとれば、大失敗に終わってしまいます。
コーポレートカラー、広告戦略は慎重に行っていかなくてはなりませんね🎵