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色は味覚を変える①

オックスフォード大学とフェデレーション大学の共同研究では、色が味覚にも

影響を与えることが明らかになっています。

全く同じカフェラテを透明・白・青のマグカップで飲んだところ、白いカップで飲むと最も濃さを感じたというのです。
また、白い皿でイチゴムースを提供すると黒い皿よりも10%甘く、15%味が良いと感じたそうです。
これらは、カップや皿がつくるコントラストの影響ではないかと考えられています。

 

色と食欲の関係はとても複雑で、文化的影響や個人が持つおいしかったという記憶も大きく影響します。そのため、「この色は○○」といった簡単なものばかりではありません。

例えば、青色は食欲を抑制する色として知られていますが、ある研究では、白いお皿に占める青色の割合が、10~20%の時は、抑制効果はないとされています。青色の割合が高くなるにつれて、食欲は減退する傾向にあることがわかりました。

少量の青は、食品の色を引き立てる役目にもなるということですね。ほかにも黒いお皿の上に赤や緑の食材が乗ると、とってもお料理が映えますよね♪

 

プロの料理人の方々は、このようなことも考えながら、目でもおいしいと味わっていただける一皿を提供していらっしゃいます。素敵な心遣いですね!