子供部屋、オフィス…白い部屋にしていたら要注意?!
ホワイトの色彩心理学〜インテリア編〜
白いインテリアでまとめた部屋は、清潔感があり、すっきりとします。
白に統一している部屋は生活感が出にくいため、美しく感じますよね。
スタイリッシュな印象もあり、軽やかで明るい空間に映ります♩
白い天井は高く感じ、開放的な雰囲気が漂うのが特徴です。
床や家具、小物なども白にすれば、部屋を広く明るく見せる効果も期待できますよ。
ただし、一番インテリアで使われることの多い色にも、注意点が複数あります。
全ての色において、1番光を反射するのが白です。
白には光を反射する効果があり、部屋を白に統一すれば明るく見えます。
しかし、白でまとめすぎると、太陽光が入り込んだ時に
反射が強すぎて、目が疲れます。
スキー場で一面の雪景色に眩しいと感じるのと同じですね。
落ち着かない、イライラするなどのマイナス効果を生みます。
また、白いインテリアの部屋が緊張を与え、どこか落ち着かず、
次第に疲れを感じることもあります。
ずっと白い部屋にいると圧迫感があって疲れやすく、
ストレスを伴うとも言われています。
病院のイメージを持つ方も多く、緊張感を伴い、
リラックスできないようです。
それを証明するこんな実験がアメリカで行われました。
赤・白・水色の3グループに分け、作業を行わせ
被験者はさらに2組に分けられ、1組は壁の色が見えにくい高い仕切り、
もう1組は壁の色が見える低い仕切りで囲って作業をさせました。
どの壁で作業した被験者が一番作業効率が良かったか。
結果は断トツで水色の壁のグループでした。
赤い部屋では低い仕切りに囲まれて作業をした人のみ
生産性が妨げられる傾向が見られました。
白い部屋は仕切りが高くても低くても、
他の部屋より作業ミスが多いという結果でした。
多くのオフィスで壁に白が使われていますが、生産性を妨げてしまうのです。
つまり、これは子どもの勉強効率も妨げるということ。
子供部屋の壁を一面白にすることは、
集中力を妨げ、勉強することへは適さない部屋となるということです。
白の壁を選ぶなら、純白でなく
オフホワイト、アイボリーやベージュを選択しましょう!
また、他の色をアクセントとして取り入れ、
白一色の印象を和らげてみましょう♩